« vol.320 金井直「彫刻史のなかの1913年」その2 | トップページ | vol.322 金井直「彫刻史のなかの1913年」その4 »

vol.321 金井直「彫刻史のなかの1913年」その3

2007年12月8日(土曜日)@神戸CAP HOUSE
http://www.lessons-in-progress.org/

ロダニズムを通過して、話題は徐々にイタリア未来派彫刻へ接近する(ゆっくり加速しつつ)。まずはゴーギャン、モジリアニ、ピカソなどの画家が彫刻を作り始める、ということ。ピカソ&ブラックのキュビズム勢力と、ボッチョーニらの未来派が、いかに違うか(スタティックvsダイナミズム、純粋美学追求?と社会主義)。絵画においてもスーラなどフランスの後期印象派の点描表現が完全に静止しているのに対し、社会の底辺の労働者を描いたイタリアのディビジョニスト(分割主義者)たちは、スピードを持った線描であるところに注目。あー「第四身分」なんて、ベルトルッチの長尺映画「1900年」を思い出させますね! 1913当時のフランスとイタリアのノリの違いがよくわかって、いいレクチャーでした!(「知識」や「教養」や「本」の中で静止して見える美術史が、すぐれた講義者の生身の脳と声を通過して、新しい視点、新しい動きをもってこちらに伝わってくる。これが「講義を聞く」ことの悦び(いや、説び、と書くべき。論語によれば)ですよ、皆さん!

|

« vol.320 金井直「彫刻史のなかの1913年」その2 | トップページ | vol.322 金井直「彫刻史のなかの1913年」その4 »

net radio」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/424215/9322901

この記事へのトラックバック一覧です: vol.321 金井直「彫刻史のなかの1913年」その3:

« vol.320 金井直「彫刻史のなかの1913年」その2 | トップページ | vol.322 金井直「彫刻史のなかの1913年」その4 »